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DreamMaker2 Sample
ねぇ…いつの間に大人になったの?
抱きしめられたその力強い腕…
見上げるほどの身長差…
小さい頃のあの泣き虫なあなたはどこ?
私の目の前にいるあなたはまるで知らない人のよう…
SOME HOW〜Girl's side〜
私と慶太は、幼なじみちっちゃい頃からずっと一緒だった
だから、必然といつも隣りには慶太がいた
慶太「なぁーいる〜?」
いつも聞こえてくる慶太の声今日も来ると思った…
しかも、周りにはキャーキャー騒ぐ女の子たち
(慶太って、以外にモテるんだ・…)
女子 「うわぁーいいなー慶太君と会話してる!!」
女子2「あの2人って、幼なじみなんでしょ?」
(視線痛いな…(汗))
「なに?慶太」
慶太「悪いんだけど数学の教科書貸してくれない?」
「また忘れたの?この間も社会の教科書忘れてたじゃん!!」
慶太「しょうがないだろう忘れちゃうんだから・・・」
「教科書にいたずらがきしないでよ!!!」
慶太「はいはい」
いつもいつも私の元に教科書を借りに来る…これって嫌がらせ?
そして教科書を開くといつも決まって慶太が書いたいたずら書きが…
その絵を見て授業中に噴出した事が何度あった事やら
でも昔から慶太はそうやって私を楽しませてくれたんだね
友達 「はいいよねぇー」
「なにが??」
友達2「またまたぁー幼なじみの慶太君もカッコいいし彼氏の涼平先輩もカッコいいし」
「??」
友達 「つまり、は男運がいいってことよ」
友達2「めったにいないよー!!あんなにカッコいい人達」
「そうかなぁー??」
友達3「そういえば知ってる?慶太君のファンクラブあるんだよ!!」
「えっ!?そうなの??初めて知った…。」
友達3「ショック?(笑)」
「そ、そんなわけないじゃない!!」
友達 「それにしても、入学当時より背高くなったよね!」
「そうだね1年生の頃は私と同じぐらいだったのに」
友達2「あの身長で、顔が良ければもてるはずだよ」
友達3「慶太君人気あるもんね〜」
「慶太のどこがカッコいいの??」
友達 「うーん全て?(笑)」
「やんちゃな子供みたいな慶太がねぇー」
小さい頃は、私と身長変わらなかった
けど、慶太はどんどん背が高くなっていつの間にか私が見上げるようになってた
それに大人っぽくなった気もする…
なんでだろう?慶太が私の知らない人になっていくみたい
女子 「聞いて聞いて〜!2組のさんが涼平先輩と付き合ってるんだって!!」
女子2「えぇ!?あの涼平先輩と??」
女子3「さんって男子に人気のあの人でしょ?」
女子 「なんか涼平先輩から告ったらしいよ…」
女子23「涼平せんぱぁぁぁい!!!(泣)」
(もう噂になってる…噂って広まるの早すぎだよ)
(慶太もこの噂聞いちゃったかな?)
慶太に早く話さなくちゃ…自分の口から
でも、涼平先輩と付き合ってるって言ったら
何ていうかな??
(やっと見つけた・・・)
「こんな所でサボってなにやってんの?」
慶太「え?」
「慶太??慶太くーん?慶ちゃん?おーい!」
慶太「…聞こえてるよ!」
「返事くらいしてくれたっていいじゃない、何?ご機嫌斜め?」
慶太「…別に」
「うーん…悩み事?それとも体調悪い?」
慶太どうしちゃったのかな??
いつもの慶太らしくないし…
慶太ってば強がりだから体調悪くても言わないし心配なんだよね…
「ねぇ〜…慶太ほんとどうしちゃったの?」
慶太「……の?」
「え?」
慶太「何で教えてくれなかったの?」
「…何を?」
慶太「…涼平先輩のこと」
「あ…」
(やっぱり、聞いちゃったんだ…)
慶太「水臭いじゃん、俺との仲で隠し事なんて」
「ご、ごめん…慶太にはちゃんと話そうと思ってたんだよ」
慶太「………」
ごめんね…もっと早く自分から慶太に話すべきだったよね
隠し事みたいになっちゃって慶太怒ってる?
「慶太…怒ってる?」
慶太「別に…ただ…」
「ただ?」
慶太「ちょっと…悔しかっただけ」
「??悔しかった?」
慶太はそれだけ言ってどこかへ行ってしまった
悔しかったって?自分には彼女がいないから?
私だけずるいって意味??
でもなんとなく慶太は辛そうに…寂しそうに見えた
あれから数日後、何事もなかったかのように慶太は教室へきた…
そしていつもと変わらない笑顔で私に話し掛けてくる
1年が過ぎ、私達は2年生になった
慶太とはクラスが一緒になったけど前のように話すことはなくなっていた
慶太はサッカー部でレギュラーになって毎日部活で忙しそうだったし
私は、先輩と一緒にいる事が多かったから
毎日が、楽しかっただけど…そんな幸せな日々は続かなかった
「っ…ひっく…(泣)」
先輩から別れようって言われた翌日私は誰もいない教室で一人泣いていた
泣いたって何も解決しない事はわかってたけど
一人でいると自然に涙が溢れてきた…
バンッ
教室のドアがおもいっきり開く
そこから息を切らした慶太が入ってきた
慶太「っ!!」
「……慶太?」
慶太「……………」
慶太に急に抱きしめられた…
私は抵抗したけど慶太の抱きしめる力はいっそう強くなって
諦めて慶太の胸に顔を埋めた
慶太「…バカッ…何一人で泣いてんだよ?」
「っ…泣いてなんか…ないもん」
精一杯強がるけど慶太の優しさが嬉しくて涙がまた溢れてきた
なんでよ…いつものように笑ってからかわないの?
その大きな手で頭を撫でて優しい言葉かけるなんてずるい
同じ年なのに、ずっと慶太が大人に感じるよ…
慶太「…一緒に帰ろう?」
「…慶太、部活は?」
慶太「今日は…休み、ほらっ支度して行くよ?」
涙でぐしゃぐしゃの顔の私の頭をポンと叩き
慶太は優しい口調でそう言ってくれた
ねぇ慶太…部活が休みなんて嘘だよね?
負けず嫌いの慶太が部活を休むなんてあり得ない
それなのに今日は私の為に一緒に帰ってくれるの?
大好きなサッカーより私を選んでくれるの?
「…うん」
私と先輩が別れた事もう知ってるんだよね
だけど何も聞かず私の数歩前を歩く慶太
それが何より嬉しかった…だって先輩とのこと言葉にすればまた辛くなるから
ただ黙って傍にいてくれる人があの時の私には必要だったのかもしれない
久しぶりの慶太との下校はなんだか新鮮ででもどこか懐かしくて…
何度も振り返り私がついて来ているかを確認する姿がとても嬉しかった
そういえば、小さい頃もよくこんな風に後姿を見ながら帰った時があったね
あの時は…そう、たしか私がいじめられてその相手に仕返しをしてやると言って
慶太が返り討ちされた時だった
その日もこうやって後姿を見て慶太の優しさを実感してた
「…慶太あの歌うたって」
慶太「あの歌?」
「昔良く歌ってたじゃない」
一度息を大きく吸って歌い始めた懐かしの曲。
今の私には少しせつないLove songだったけど慶太が歌うと
心の中が温かくなっていった
♪Because I love you ♪
慶太がそのフレーズを私のことを見つめて歌う
でも私はその目から逸らさずにはいられなかった…
締め付けられそうなこの胸。
これは涼平先輩を失った胸の痛み??
それとも…
側にいたい…
慶太の歌を一番近くで聞いていたい
慶太の優しさに甘えてもいいですか?
fin...
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