AIで楽曲を楽器やボーカルに分離する
DreamMaker2 Sample
桜が舞うこの季節…
始まりと別れの交差する新しい世界で
私はどちらにも一歩も動けず立ち止まったまま
あなたを想い浮かべています
Graduation〜Girl's side〜
月日というものはこんなにも早く流れていくものなんだろうか?
また今年も桜の咲く季節が巡って、私は高校3年生になっていた
学年は変わってもまだ半年前に別れた涼平先輩のことが忘れられず心を掻き乱している
先輩はもう私のことなんて忘れちゃったかな……?
pipipipipipipi............
いつものように目覚ましが鳴り重い瞼を持ち上げる
カーテンの隙間から眩しい光が差し込んでいて新しい朝がきたと私に告げる
頬に触れば雫が流れた跡が微かに残っていた
夢の中であの人が出てきた時はいつもそう…
微笑んで私の名前を呼んでくれる声も
強く優しく抱きしめてくれる腕も
本物のように感じるのに、それはやっぱり夢で
どんなに楽しい思い出の夢であったとしても最後に必ず私は泣いていた…
早々と支度をし、家を出ると見上げた空には雲一つなく真っ青な空が広がっていた
「青空…か…」
涼平先輩がいなくなって私は空を見上げることが多くなった
どこまでも果てなく続く空…
今、アメリカは夜だよね?星が…出てるのかな??それとも雲で見れないかな?
そんなことを思っていると突然の風…
その風にのって数枚のピンクの花びらが足元に舞い落ちる
「…………桜?」
風の吹いてきた方向を見ると大きな桜の木があった
そこは最近まで古い民家があった場所
「あんな所に桜なんてあったんだ…」
とても綺麗な桜の木に吸い込まれるかのように私は歩き出していた
近くまでいき見上げるように見た桜の木は
あの日…涼平先輩と一緒に見た桜の木のように大きくて綺麗な形をしていた
「キレイ…」
時々吹く風にのって舞い踊るピンクの妖精たち
それを眺めるため少し桜の木から離れた場所にある石段の上に腰を下ろし
妖精たちの舞を見守っていた
不意に腕時計に目をやると8時半を過ぎていた…
「あちゃ〜…もう学校間に合わないじゃん。…今から行く気……にはなれないし、サボろ」
そういえば…こうやって学校サボるの久しぶりかも
というか、サボったの今回で2回目なんだけどね(笑)
1回目は…あれは涼平先輩と付き合いだしてすぐのことだったな
〜回想〜
??「ちょっとさんいいかしら?」
「え?私…ですか?」
突然、知らない女の先輩にお昼休み呼び出しをくらってしまいました…
でもなぜ呼び出されたのかは大体予想ができていた
きっと、涼平先輩と付き合いだしたから…
そしてこの人たちは涼平先輩のファンの人なんだろう
女子1「さん、あなた少し調子に乗りすぎよ?」
「え?」
女子2「涼平君は優しいからしょうがなくあなたと付き合ってるのよ?
だいたいあなたちょっと男子から人気があるからって生意気なのよ!!!」
女子1「そうよ!!まだ入学して間もない1年のガキが!!涼平君に媚ろうなんて100年早いのよ!!!!」
何を言われても泣かない…
だって先輩を想う気持ちはこの人たちに負けてないと感じていたから
だけど…あの一言で私の心に致命傷をおわされてしまった
女子2「私たちよりあなた涼平君のこと何も知らないじゃない!!!」
「それは…」
女子「そうよ!私たちは入学当時から涼平君のこと見てきたんだから」
「……………」
女子2「案外、涼平君もお遊びで付き合ってるのかもね」
女子「きっとそうよ♪あははははは!!!」
何も言い返せなかった…悔しさと、寂しさと、悲しさが同時に押し寄せてくる
先輩が私のこと遊びで付き合ってる?
まさか、絶対そんなことあり得ない!!!
あり得ない…絶対に!!!絶対に…………あり得ないよ…ね?
本当はずっと不安だったんだ先輩から告白された時は有頂天で何も考えていなかったけど
最近になって思う…先輩は本当に私で良かったのかって
先輩は誰にでも優しくて周りの女の子はみんな涼平先輩に恋をしていた
みんなの涼平先輩…。私だけの涼平先輩…。
心の中じゃ繰り返し呪文のように言葉が浮かぶ
『先輩を独り占めしたい…私以外の誰にもその笑顔を向けないで』
涼平先輩…先輩……
誰もいない屋上で一人泣きながら空を見つめていた
するとポケットからバイブの振動が伝わってくる
「…メール?……涼平先輩からだ」
涼平『!今どこにいるの?』
『学校にいるよ』
至って冷静に、尚且つ嘘はつかないように慎重にメールを返す
でも良かった…これが電話だったらきっと泣いてることを気付かれただろう
涼平先輩には心配はかけたくない!!
涼平『今、教室にいないでしょ?昼休みギリギリまでのクラスにいたんだよ。ずっと待ってたのに何かあったの?』
先輩…
会いたい…
毎日会ってるけど…でもそれだけじゃ足りないくらい
ずっとずっと一緒にいたいの
『屋上にいる……先輩…会いたい…』
メールを打って何分もしないうちに大きな音をたてて屋上のドアが開く
そして息を切らせた涼平先輩が立っていた
「せっ先輩…」
涼平「!」
名前を呼ぶなりすぐ私を抱きしめる先輩
その胸の中は春のせいじゃなくて涼平先輩の温もりで温かく気持ちがよかった
涼平「心配したよ!!がサボリだなんて」
「ごめんなさい…」
涼平「でも、たまにはこういうのもいいかもな♪」
そういって私の頭をポンポンと叩きさらに強く私を抱きしめる
「せ、先輩…苦しいよ」
涼平「俺を心配させた罰!…そうだ!サボリついでにちょっと出掛けない?」
「え?カバン教室だよ?」
涼平「そんなのいいじゃん!!1時間ぐらいで戻ってくればいいんだし、ホラッ行くよ!!」
「あ…先輩待って!!!」
学校を抜け出して辿り着いたのは先輩のお気に入りという場所
そこには大きな桜の木が一本ある場所だった
「せんぱ-い!見て見て綺麗〜♪」
桜の木の下で花びらが舞っている中をクルクルと回転しながらはしゃぐ私
だってこんなにも大きな桜の木を見たのは初めてだったんだもん!!
先輩は微笑みながらこちらを見ていた…かと思ったら急に私の近くまできていてビックリ!!
「せ、先輩?///」
追い詰められ背中は桜の木に押し当てられていた
そして先輩は桜の木に片手をついてもう片方の手を私の頬に当てる
同時に私は目を閉じた…
先輩との初めてのキス?
と思ったのに先輩の唇の触れた場所は私の瞼だった
「ひゃっ…////」
涼平「はは、何?変な声だして…違うところにして欲しかった?(ニヤリ)」
「もう!涼平先輩!!!」
涼平「うんうん。はそういう顔の方が似合ってる」
「え?」
涼平「何があったか知らないけど、は笑ってる方が可愛いよ」
「先輩……////」
先輩の言葉はいつだって私に勇気をくれる
だから日に日に増していった呼び出しにも立ち向かっていけた
だってどんなことをしても涼平先輩と別れるのだけは嫌だったから
先輩の顔を見れない日が来ることなんて考えたくもなかったから…
・
・
・
だけど強情な私の性格が逆なでしたのか呼び出す人数はどんどん増えていきエスカレートしていく言動
そして今日の呼び出しは少し違っていた
何を言われても黙っていた私の頬にひどく鈍い衝撃が走る…
「っ……」
女子「何とか言いなさいよ!!」
今度は胸倉を掴まれて怒鳴りつけられる
私もこのままだと何をされるかわからないと思って抵抗した瞬間
掴まれていたブラウスが破れボタンが2,3個転がり落ちていった…
女子2「ふんっ…いい気味だわ!!」
女子「抵抗なんてするからいけないのよ!これで懲りたでしょ?涼平先輩と別れなさい!!」
殴られた左頬を左手で押え、右手ははだけた胸元のブラウスを掴み
言い表せない怒りの感情とそれでも守りたいと願う先輩との関係を必死で心の中に押えていた
??「お前ら…何やってるんだよ!?」
女子「…涼平君!」
女子2「!?涼平先輩」
「……先輩!」
どこからともなく現れて私の無事を確認してホッとす先輩
でも腫れた頬と乱れた服装を見た瞬間、先輩の顔が変わった
ファンクラブの子達を殴りかかるんじゃないかと思うほど険しい表情…
ダメ!先輩!!!
そう思ったと同時に私の体は動いていて、先輩に後から抱きついていた
「涼平先輩!私は大丈夫だから!!」
涼平「…」
「平気だから…ね?先輩…」
涼平「っ…またにこんなことしたらその時は許さないからな!」
どうしても騒ぎを大きくしたくなかった
というより…先輩のあんな顔は見ていたくなかった
ファンクラブの子達が走って帰っていくのを涼平先輩の背中から見つめていると
先輩は私の方へ向き返り強く強く抱きしめてくれた
涼平「ごめん…ごめん…」
「ううん…いいの…大丈夫だから…」
涼平先輩といつまで抱きしめあってただろう?
いつの間にか辺りは夕暮れ時になっていて、不意に顔を上げて見ればいつもの優しい顔の涼平先輩がいた
それがとても安心できて自然と笑みがこぼれる
目と目が合ってしばらくすると涼平先輩の顔が近づいてきた
また瞼にキスを落としてくれるんだろうと思って目を閉じる
だけど…
今回は唇に温かい感触////
私のファーストキス…♪
大好きな先輩からの贈り物
涼平「…今日はほんとごめんな、俺がもっと…」
「先輩のせいじゃないよ!それに…」
涼平「それに?」
「私、今日みたいな事されても…涼平先輩と別れることの方が辛い…」
まだ頬に痛みはあるけど、でも先輩といればそんな痛みだって飛んでいく
そのぐらい私にとっての先輩の存在は大きいものなんだよ?
涼平「…俺も別れるなんて絶対嫌だ!」
「ぅん。だから…ずっと一緒にいようね」
涼平「あぁ」
〜回想終了〜
はぁ…
『俺も別れるなんて絶対嫌だ!』なんて言ってたのに先輩って嘘つきじゃない(苦笑)
それにしてもなぁんでこんな天気のいい日に思い出しちゃうかなぁ〜…
青い空を見上げ目から流れそうになる雫を必死で零さないように堪える
すると鞄の中からバイブ音がした
「ん?…慶太からのメール?」
慶太『今日休みか?風邪でも引いたのか??』
『ううん…家はでたんだけどさ…エヘヘ』
慶太『サボリかよ!!!ハゲ山が怒ってたぞ!何か頼まれてたんだろ?』
いっけない…そういえばクラスのアンケートの集計頼まれてたんだったけ
提出今日だって言われてたんだよな…
しょうがない、明日謝りに行くか(>▽<;
慶太『で?サボリの理由は??』
『空が青かったから…かな?』
慶太『何だよそれ!!!』
思い出さないようにしていたっていつの間にか思ってる
考えないようにしてたって今どうしてるのかな?ってふと考え込む事がある
忘れようとしたってそう簡単に忘れられない…
あなたとの思い出は私をいつまでも引きづらせる
fin...
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