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DreamMaker2 Sample


聖なる夜に君と一緒に過ごせるのは
やっぱり運命の出会いのおかげかな?

君と出会ってまだ日は浅いのに
俺の心の中は君でいっぱいになっているよ
だから君に伝えたい…この気持ち





Feel The Fate〜






早起きなんてするもんじゃないって思ってた
『三文の徳』?そんなものある訳ないって
だけど君と出会ってから俺は毎日のように早起き(笑)
だって同じ電車に乗りたい…君と一秒でも長くいたい
俺にとっての『徳』は君に会えることだから



「龍一君!!」
龍一「うわぁぁぁーーーー!」
「ビックリした?(笑)」
龍一「ちゃん///」
「龍一君ボケーっとしてたからおどかしちゃった!」
龍一「いやぁ〜…ちょっと考え事してて」
「何考えてたの?」
龍一「えっ…それは…」
龍一(ちゃんのこと考えてたなんて言えないよな…)
「???」
龍一「そう!ダンスパーティーのこと!!」
「そっか〜!もうすぐだもんね」
龍一「うん!すっげー楽しみ♪」
「そういえば、私ドレスとか持ってないんだ…」
龍一「じゃあレンタルにすればいいよ」
「レンタル?…やっぱり高いよね」
龍一「大丈夫、そこら辺は姉ちゃんに任せれば」
「え?でも…」
龍一「姉ちゃんを信用してよ!なんなら今日の放課後うち来て話してみる?」
「う、うん」


案の定、姉ちゃんは『私に任せなさい!』と言って意気込んでいた
そして行動派の姉ちゃんは『今から見に行くわよ』と勝手に決めて俺たちを街へ連れ出した

目当てのお店に着き、姉ちゃんとちゃんは二人してドレス選び
女ってこういう時ああでもないこうでもないって長いんだよな…
ん?でもこういうのって結婚式のドレスを選ぶカップルみたい?
えへへ…いや〜なんかそう考えるとちょっと照れる///(ニヤニヤ)


「…くん…龍一君!」

一人妄想の世界へ行っていた俺にちゃんの声が掛けられた
声のほうへ向きかえるとそこにはドレスを纏ったちゃんが…









か…










か…












かわえぇぇぇ…vvvvvv




「あ…あの、龍一君?どうかな?」

どうもこうも文句のつけようがないその姿に俺は見入ってしまっていた
ちゃんの後ろで腰に手をおき満足顔の姉ちゃんが
『どうだ!』と言わんばかりにこちらをみている

龍一(…姉ちゃん…いやいや、お姉さま!あなたはなんて素晴らしい!!あなたの弟で本当に幸せです!!(泣))

姉(うんうん…弟よ、この私を姉にもったことを誇りに思いなさい!)

俺たち姉弟の目の会話を不思議そうな目で見つめるちゃん

龍一「あ…ちゃん、あの…それすっごく似合ってる!」
「ほんと?」
龍一「うん!ちゃんが着る為に作られたみたい」
「あはは、それは大袈裟だよ〜(笑)」
紗希「ほんと可愛いわよねぇ〜♪」
紗希「そうだ…このドレスなら髪はやっぱりアップしたほうがいいわよ
   それからメイクは…可愛らしい感じかしら?それとも…(ブツブツ)」
龍一「ね、姉ちゃん?」
紗希「あ!私、色々構想を練るから先帰るわね、ちゃん楽しみにしててね」
「あ、はい!よろしくお願いします」
紗希「じゃあね〜♪」

嵐のように姉ちゃんは去っていった
残された俺とちゃん…

龍一「…じゃ、じゃあ俺たちもそろそろ帰ろうか」
「そ、そうだね…着替えてくる」

店をでて街を歩き出す
クリスマスイヴを1週間後に控え、どこの店もイルミネーションで飾られていた
どこからともなく恋人たちの笑い声が行き来する賑やかな場所
だけどちゃんと一緒ならこんな場所より
お互いの声しか聞けないくらいの静かなところで話したい

龍一「ねぇ、ちゃん。公園寄っていかない?」
「うん!いいよ」

公園に着き、目に止まったブランコに足を運ばせる
静まり返ったこの場所で俺とちゃんとブランコをこぐ音だけが聞こえてくる

龍一「あのさ、ちゃんはさ…その…」
「ん?何?」
龍一「うん…えっと…」


『俺のことどう思ってるの?』
そう聞きたかった…だけど俺の口からはその言葉は発せられなかった
だって俺はちゃんのこと本当に好きで周りなんて見えないほどだけど
ちゃんは俺のこと友達としてしかみてないだろ?
だから考えなしの言葉で困らせたくないし、傷つけたくないし…
そのぐらい俺の中でちゃんの存在は大切なものなんだ


「龍一君…一つ聞いてもいい?」
龍一「え?何??」
「別れた彼女さんのこと…思い出すときってある?」
龍一「………まぁ少しくらいは」
「そっか、私もね…よく思い出すんだ」


まだ別れた彼氏のこと想ってるんだ…
2ヶ月しかたってないんだもんな
俺だって前の彼女と別れてすぐの時は凹んでたし…


「本当はこうやって龍一君と一緒にいるのはいいことなのかな?って最近思うんだ…」
龍一「ちゃんは…俺と一緒にいるの苦痛なの?」
「そんなことないよ!でも…」
龍一「…俺はさ前の彼氏さんのこと忘れられないの、今はいいと思うんだ」
「え?」
龍一「それだけその人のことを想ってたって証拠だし…」
龍一(そりゃあそいつにすっげー嫉妬するけどさ(" ̄д ̄))
「龍一君…」
龍一「だからさ、もっと気楽に考えようよ!俺はちゃんと一緒にいると楽しいし、ちゃんも俺といると楽しくない?」
「楽しいよ!」
龍一「だったらそれでいいじゃん!今を楽しまなくちゃ絶対損だよ!!」
「…そうだね!」
龍一「俺、ちゃんと話すとすっげー楽しいし、嬉しいんだよね」
「え?なんで?」
龍一「あれ?言ってなかったっけ?俺も美容師目指してるんだよ」
「そうなの!?知らなかった」
龍一「うん、だからさ同じ夢持ってる人と一緒にいるとやっぱ刺激しあえるって言うか…なんかいいじゃん?」
「うん!じゃあこれからお互い頑張ろうね!!」
龍一「おぅ!」



そう…今を楽しまなくちゃ何も始まらない
俺たちはこの世で数々の必然の中の偶然できっと出会った、だけどそれで終わりじゃない






もっと近づくために…


もっと分り合うために…






この感情を君に届けたい!






ダンスパーティー(クリスマスイヴ)前日
君に明日告白しようとあれこれシュチュエーションを考えて頭を悩ますそんな時ちゃんからメールが届く



『まだ起きてる?なんか私緊張しちゃって眠れないんだ(笑)でも、明日楽しみだね!』



君のなんでもない一言一言に愛しさを感じ嬉しくなる俺。
だから明日の告白は俺らしく自然に君に届けたいとそう思った




ダンスパーティ当日

パーティーは6時から始まる
だけどちゃんは支度をするためにお昼頃から俺の家(美容院)に…

紗希「あ!ちゃん、待ってたわよ!!」
「紗希さん!今日はよろしくお願いします(ペコ)」

ちゃんと姉ちゃんは楽しそうに話をしながら支度をはじめていた
俺のしたくはそんなに時間がかからなかったからちゃんを待つ時間
雑誌やら漫画を読んでいた

「龍一君!お待たせ」

そうちゃんの声を聞いたのは5時を少し過ぎた頃だった
読んでいた本から目を離しちゃんを見ると
あの時試着したドレスと同じなのに前よりいっそう綺麗に見えた

龍一(ぅわ…マジやべぇ…可愛すぎでしょ?コレ…)
「ど、どうかな?」
龍一「え?その…すっげー綺麗!!」
「ほんと?ありがと///」
紗希「ちゃんってお化粧すると随分雰囲気変わるからやりがいがあったわ」
「紗希さん、本当にありがとうございました」
紗希「ううん、私も楽しかったしまた遊ばせてね(笑)」
「(笑)はい」
龍一「じゃあそろそろ行こうか!」
紗希「いってらっしゃ〜い!」


ダンスパーティーの会場は俺の通ってる学校のメインホール
うちの学校は理事長が外国人でよくパーティとかが開かれることが多い
授業でダンス習わさせられるし…
俺は元々お祭りごととか好きだからよくこういう行事には参加をしていた


「龍一君の学校って広いね!すごーい!!」
龍一「そう?でも移動とか大変だよ?(笑)」
「そっか〜(笑)」
「あ!ところでこのパーティーってここの生徒じゃなくても大丈夫なの?」
龍一「うん。平気!12/24のパーティーだけは誰でも入れるようになってるんだ」
「へぇ〜、そうなんだ!」


だんだんと賑わっている会場が近づく
会場の中に入るとちゃんは驚きの表情で辺りを見回していた

「うわぁ〜!なんか本格的だね…」
龍一「でしょ?(笑)じゃあここからは俺達も本格的ということで…」
「え?」

サッとちゃんの目の前に手を差し出す

龍一「レディーはちゃんとエスコートしないとね♪(笑)」
「o(*^▽^*)oあはっ♪じゃあ今日1日よろしくお願いします!龍一王子様(笑)」

そっと俺の手の上にちゃんは自分の手を置いた
そしてそのまま階段を下りてホールに進んでいく
周りの視線はあっという間にちゃんに注がれていた
無理もない…こんなに可愛いんだもんvvv


龍一「まずはさ、飲み物でも飲もうよ!」
「うん、そうだね!」
龍一「じゃあ俺ちょっと取ってくるからさ、待ってて」

急いでオレンジジュースを持ち戻ると…
ちゃんの周りには何重にも男共が群がっていた

男1「ねぇねぇ、君なんて名前なの?」
「えっ!あの……」
男2「一人なの?なら俺と踊らない??」
「いえ…その…」
男3「いやいや、僕と一緒にこれからディナーにでもどう?」
「…………ゃ」

なんなんだよコイツら!!馴れ馴れしく俺のちゃんに話し掛けんなよ!
ってオイ!?男3!気安く触わんじゃねぇぇぇ!!!!!!!(≧血≦;) グォオオオッ!!

龍一「おい!?」
男共「あぁ!?」
龍一「ちょっと、俺の連れにちょっかい出さないでくれる?(-_-メ)ムカムカ」

にらみをきかせ男共につめよる

龍一「ちゃん!あっち行こう!!」
智保「あ…うん!!」

ちゃんの手を取ってその場を後にした
男共はくやしそうにいつまでも俺たちを見ていた

龍一「ゴメンね…俺が一人にさせたから…」
「ううん、ちょっとビックリしただけだから」
龍一「あ!はいコレ、オレンジジュース」
「ありがという」
龍一「そういえば、ちゃんはダンス初心者でしょ?」
「う、うん」
龍一「じゃあ、簡単でスローな曲にしようか」
「龍一君にお任せします(笑)」
龍一「OK!」

何曲か踊っているとちゃんは慣れてきたのか
楽しそうに笑うようになっていた

龍一「ちゃんダンス覚えるの早いね!もう完璧じゃん!!」
「そんなことないよ///龍一君の教えるのがうまいんだよ」
龍一「そう?なら良かった!ちゃんが楽しんでくれて…」
「でも…ちょっと疲れちゃった、休まない?」
龍一「うん、じゃあちょっと外の空気吸いにテラスに出ようか」
「うん!」
龍一「テラスからツリーが見えてすっげ〜綺麗なんだ!!」
「ほんと〜?見たい!!早く行こう!!」
龍一「じゃあ行こう…」


そう言いかけて歩き出そうとした瞬間に誰かが後ろから襲い掛かってきた

 ガバッ!!

龍一「うわっ!」
??「りゅ〜ういっちく〜ん??」
龍一「は?達也!?お前なんでここに!!」
達也「な〜に抜け駆けしてんのかなぁ〜?え?兄さんよぉ!!」
龍一「何がだよ!!」
達也「こんなに可愛い子一緒に連れてくるなんて聞いてないぜ?」
龍一「だって言ってないし」
達也「は?だってお前、今年はここに来ないって言ってただろ?」
龍一「予定が変わったんだよ」
「あの…龍一君?」
龍一「え?あ…ゴメン!えっとコイツ同じクラスの達也。で…オホン!こちらがちゃん」
達也「ちゃんかぁ〜!ヨロシク〜♪」
「あ!こちらこそよろしく」
達也「なぁなぁ、自己紹介も終わった事だし一緒にこれからカラオケ行かない?」
龍一「は?なんでカラオケなんだよ」
達也「まぁいいじゃん!俺たちだけで行ってもつまんないし」
龍一「俺たちって…」

振り返ればクラスの大半の男子がこちらを見ていた
その視線の先はやっぱりちゃん…

オイオイ…みんなしてちゃん狙ってんのかよ!
あいつらなんかと一緒にいたら何するかわかったもんじゃない


龍一「悪いけど…俺今回はパス!」
達也「そっか、残念だなぁ〜!…じゃあちゃん行こうか!!(ニッコリ)」
「えっ?あの…」
龍一「はぁ!?何勝手に決めてんだよ!ちゃんもダメに決まってんだろ!」
達也「なんでだよ!!ってかお前が俺たちとの約束破るからいけないんだろ」
龍一「約束?」
達也「おまっ…お前本当に忘れてたのかよ!今年のイヴは男同士でオールするって…」


あぁ…そういえばそんなことも言ってたかもしれない
なんて可哀想な奴らだ…イヴにヤロウ同士でオールなんて泣けてくるぜ(笑)
だけど今はそんな約束なんかより俺はちゃんと一緒にいたい



龍一「悪い達也!この埋め合わせは必ずするから!!じゃあな!」
達也「えっ?オイ!!龍一!ちょっ…高くつくからな!!!!」


またまたちゃんの手を引きテラスへと走り出した
本日2回目の逃亡(笑)



「りゅ、龍一君…はぁはぁ…」
龍一「あ!ゴメンゴメン!!(笑)」


ものすごい速さでテラスについた俺たちはお互いを見つめ笑いあった
ちゃんは荒い息を整えようと深呼吸をしようとしている
その瞬間に辺りがいっきに明るくなった


「え?」
龍一「あ!」



目の前の大きなクリスマスツリーがライトアップされた
その圧倒的な大きさと明るさにちゃんの目もキラキラ輝きはじめていた


「龍一君!!すっごいね〜!キレイ!!」


そんなちゃんを横目で見て決心する
こんな絶好のチャンスに告白できないようじゃ男じゃねぇ!!
よーぉっし!


龍一「ちゃん!あ…あのさ…俺…」
「うん?何??」
龍一「俺、ちゃんの事…すっ」












     ドーーーーーーン!!!!


















龍一「えぇぇぇ!!」
「うわっ!花火??」
龍一「はぁぁ?花火なんて聞いてないし!!」




予想外の大音響に二人とも驚きを隠せないでいた
それにしても…せっかくの告白チャンスをどうしてくれんだ花火ヤロウ!!
がっくしと肩を落とした俺とは逆にちゃんは興奮状態で花火に見入っていた



     ・
     ・
     ・




数分間の花火タイムが終わりちゃんが『あ!そういえば』といって俺の方に向き返りさっきの話の続きを聞いてきた


「龍一君?」


『君のことが好きだ!!』心では何度もそう叫んでいるのに
なんで本人を目の前にすると口に出すのが難しいんだろう?
俺が口ごもっているのに気付いたのかちゃんは俺の顔を覗き込んでくる



目と目が合いそのままそらせない
言い出してしまいそうだった言葉も飲み込んでしまうほど
ちゃんの瞳は綺麗で吸い込まれそうだった



「龍一君!ねぇ…大丈夫??」
龍一「え?…ぅん」
「なんかちょっと肌寒くなってきちゃったね…中に入ろうか」
龍一「あ!そうだね」




今回、告白は失敗に終わったけど
俺たちにはまだまだ時間はたくさんあるよね?
一緒に夢に向かって歩いていけるよね?
ちゃんの側に俺はいてもいいんだよね?




「龍一君?さっきの言いかけてたことなんだったの?」
龍一「ううん…別にたいしたことじゃないんだ」
「そうなの?ならいいんだけど…」
龍一「うん。…いつかきっと伝えるから(ボソッ)」








そう…いつかきっと…この想い届けるよ









だって言葉でなんて表せないほど











俺は君に夢中…













fin...








歌詞引用:2nd シングルより『Feel the Fate』
作詞:Hiroaki Hayama様


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