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いつの間にか友達の好きから特別な好きに変わっていて
アイツはきっと私が想っていることに気付いてもいないんだろう…
こんな時、あの優しい性格が憎くてたまらない
もしかして私の気持ち知っててやってるの?


        『本当のキモチ』 私の片思いの相手は私がマネージャーをしているサッカー部のキャプテン
学校ではカッコ良くて優しいと有名で女の子からモテまくり
でも当の本人は鈍すぎて何もわかってないんだけど…



〜!!こっちタオル頂戴!」
「今行く〜!!」
美月「あ!先輩!!私が持っていきます♪」
「え…ちょっ…美月ちゃん」
美月「せんぱ〜い♪タオル持ってきました!!」
「お!美月ちゃん、サンキュ〜♪」
修司「ずり〜ぞ!!ばっか!!美月ちゃん、こっちにもタオル頂戴vv」
美月「すみません修司先輩…タオル一枚しか持ってきてなくて…エヘッ♪」
修司「なっ…//////」
「はい、修司!タオル!!」
修司「あ…サンキュ、
「あと、これドリンクも!」
後輩「先輩!!気が利く〜!!」
「ハイハイ!おだててもドリンク以外は出てこないわよ(笑)」
!俺にも!!」
「あ…うん//」
美月「先輩!先輩には私が特製ドリンク作ってきたんで飲んでみてください!!」
「へぇ〜!じゃあそっち貰うよ」

&修司「!!!!(この男は…)」


と美月の二人の様子を見つめながら(監視しながら)修司が話し掛けてくる


修司「なぁ、…あいつってどこまで鈍感なんだ?」
「…そんなの私が知りたいよ!!」
修司「はぁ…お前も美月ちゃんもどうしてあんな奴が好きかねぇ〜?」
「さぁ〜?なんでだろ?」
修司「美月ちゃん、可愛いのにしか見えてないのが悪い所だよな〜…」
「そうね…あれだけベタベタされちゃあね…毎日気がきじゃないでしょ?(笑)」
修司「そりゃお互い様だろ?」
「まぁね…」



修司「…そもそもさ、お前がに告白しないのがいけないんじゃないか?」
「なっ!なんでそうなるのよ!!」
修司「お前、アイツのこと好きになってどれくらい経つ?」
「え?…なんで?」
修司「俺達3年間同じクラスで同じ部活なんだぜ?付き合い長いんだしよぉ、さっさと告白しろよ!!」
「………長すぎたからできないんじゃない…ボソッ」
修司「…まぁ、そうだよな。ずっと友達できていきなり彼氏彼女になるのって難しいのかもな」
「でもさ、修司はすごいよね!美月ちゃんにちゃんと告白したんだもん」
修司「その場であっさり振られたけどな…」
「でもまだ諦めないんでしょ?」
修司「当たり前だろ!しかもライバルがじゃあ負けられないからな!!」
「ふふ…修司のそういう所嫌いじゃないよ(笑)」
修司「俺ものそういう所嫌いじゃないぜ?(笑)」
「そういう所ってどういう所よ!!」
修司「だからそういう所だよ(笑)」
「もぅ!!」

修司「じゃあさ…俺達が付き合うって言ったらどんな顔するかな?」
「え?」
修司「焦ってお前のこと奪っていこうとするかもな(笑)」
「そう?私には『おめでと〜♪』とか言って祝福しそうな気がするけど?(笑)」
修司「……そうか…アイツだもんな」
「そうよ…アイツだもん…」



優しくてサッカーをしてる時の真剣な表情がたまらなくカッコイイ…そんな


世界チャンピオン級の鈍い男で

そして…何を考えてるのかよくわからない男





そもそもアイツ、自分がモテてることにさえ気づいてないよね?
だからどんな女の子にも同じように優しくして
アイツにとって特別な人っているのかな?


「ねぇ、!!さっき修司の奴と何話してたの?」
「え?別に?」
「そう…なんか楽しそうだったからさ…」


何?ってば除け者にされたとか思ってるのかしら?
はは!こりゃ珍しい(笑)こういう時って少しからかいたくなっちゃうね!!

「さっきはね修司と…『俺たち付き合っちゃおうか〜!!』って話してたんだよ」
「………で?」
「で…って?」
はなんて返事したの?」
「え?そりゃもちろん……」


なんで、そんなに真剣な顔してるの?
私がなんて返事したか気になる…の?
もし、私がOKしたよって嘘つけばは少しぐらい胸に締め付けられる痛みをもつことになるのかな?

…でもやっぱり好きな人の前で冗談でもそんなこと言えないよ…
だってこれで『おめでとう』なんて言われたらショックで立ち直れないもん!!


「も、もちろん……『バーカ』って言ってやったわよ!!」
「……そっか!」
「うん…」
「なんだよ〜!お前らお似合いなのに(笑)」
「っ………」


そう言い残しては去っていった
ほら…やっぱり私だけが苦しむんじゃん!!(泣)
アイツはやっぱり鈍い男で私に興味なんてないんだ…
自然と目から涙が溢れてきた


美月「先輩?どうしたんですか〜?」
「!!?」
美月「???」
「あ…目にゴミが入っちゃってちょっと洗ってくるから、先に行ってて」
美月「?はーい!わかりました」


泣いてるのばれちゃったかな?
こんなことぐらいで泣くなんて涙腺弱くなったなぁ私…
それもこれもぜーんぶアイツのせいなんだから!!!アイツの……



でもやっぱり…好き…どうしようもなく好き…なんだよね


水道場で赤くなった目を紛らわすために顔を洗って
近くにあるベンチに座ってボケーっとしていた
何分ぐらいそこにいただろう?気づくと下校をつげるチャイムが鳴っていた

(うわっ!ヤバイ!!部活もう終わりじゃん!!!)


慌ててグランドへ戻り片づけをしている美月ちゃんに声をかける

「美月ちゃん!ごめんね…」
美月「いえ!大丈夫ですよ〜!先輩も手伝ってくれましたしvv」
「そ、そう…じゃあ後は私がやっておくから美月ちゃんはもうあがってもっらっていいよ?」
美月「そうですか?じゃあお先に失礼します!!」
「お疲れ様」

一人になってボールを片付けたりしていると後から声を掛けられた


??「!!」
「え?」

振り返ると修司がいた

修司「〜!お前後半からどこ行ってたんだよ!」
「え?ちょっと…」
修司「??まぁ、いいけどよ…の奴今日はいつになく熱かったんだぜ!!っていうか、俺ばかりマークしやがってよ!    なんなんだよアイツ…ほんと訳わかんねぇ」
「へぇ〜」
修司「ゲーム中もよ…なんかぶつくさと呟いては俺のこと睨んでくるしよ!!」
「修司なんかの気に障ることしたんじゃないの?(笑)」
修司「え?俺、何もしてないぜ??…あ!!」
「ん?」
修司「そう、アイツがゴール決めて俺の横を通り過ぎようとした時、意味わかんねぇ事言ったんだよ!!」
「なに?」
修司「ボソっとな…『抜け駆けなんて許さねぇから』って……お前何の事だかわかるか?」
「抜け駆け?……ってもしかして!!!」




「おーい!!〜!!修司〜!!!帰るぞ〜〜!!!!」





ちょっと不機嫌そうに大きな声で叫ぶを見つめながら私は高鳴る胸を抑える事ができなかった

もしかして…もしかしてはあの時私が言った事本気にして、それで修司に突っかかっていったの?
私と修司の事をお似合いだなんて言ってたのは…あれは嘘?
『抜け駆けなんて許さない』って事は…は……

顔がボッと赤くなったのが自分でもわかった
両手で頬の熱さを計ろうとすると、持っていたボールが転がり落ちる

修司「おい!ボール!!!」
「あ…」
修司「ほらよっ!早くしまってこいよ」
「う…うん」

急いで部室に戻るとが出てくる所で『校門で待ってる』と告げて歩いていってしまった
制服に素早く着替え校門へ駆け出していくとと修司がもう校門にいて私を待っていた

「ごめん、お待たせ」
修司「遅〜い!!!」
「ほら行くよ」
「あ…うん」


帰る方向が一緒な私たち3人はいつも並んで帰っていた
、私、修司そういう並びでいつも歩いていたのに…
なぜか今日はが真ん中にいた
私と修司を近づけまいとするかのように…


いつもと変わらない3人のはずなのに、どこか違った風に感じられて
私の片思いにも何か変化がありそうな予感…




次の日からの様子が変わったのは、これはまた別のお話……





fin...