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意識をしすぎて他の子と同じように話し掛けられない…
君はいつも楽しそうに笑って過ごしていたけど
俺はそんな君をただ見つめるだけだった
だって君は…俺の親友の彼女だと思っていたから……




「新学期」



1学期…気になる女の子ができた
彼女はクラスでも飛び抜けて目立つような子ではなく
ごくごく普通の女の子…
だけど、俺にとっては特別でいつも目の行く先には彼女がいた


恭介「なぁ、!!化学の宿題やってきたか?」
「今、写してる最中(笑)」
恭介「マジ!俺にも見せてよ!!」
「嫌だ!!今からまた前のページに戻すと時間かかるだろ!!」
恭介「いいじゃんか!ずるいぞ!!一人だけ〜!!」
「恭介も誰か他の奴に借りればいいじゃんか!!」
恭介「くそ〜!!しょうがねぇ…こうなりゃ最後の手段だ!…!!!」
「え…?」


思ってもみない人物から君の名前が出てきて俺は動揺した
二人の様子をうかがうと、とても仲の良い感じで
周りの奴らも『あの二人付き合ってるって噂だよ?』などと話していた
だからその日から君は俺の想い人であり、親友の…彼女となったんだ


そして夏休みもあと残りわずかという日…

恭介「お前、宿題やったか?」
「まぁ少しは(笑)」
恭介「マジで!!俺なんか全然やってないんだけど」
「夏休みあと少ししかないぞ?大丈夫かよ!」
恭介「ヤバイよな…ん〜、今年もアイツに頼むか…」
「アイツって?」
恭介「だよ!困った時は様ってね(笑)」
「………そっか」
恭介「もう小学校の頃からの仲だからさ、多分今日ぐらいに俺が家に行くの絶対わかってるぜ!(笑)」
「ふ〜ん…お前らって仲いいよな…」
恭介「まぁ、といると飽きないからな!!からかうと面白いし(笑)」




「……それで…お前らって……いつから付き合ってんの?」
恭介「………はぁ!?」
「え?」
恭介「何言ってんの?お前!!俺とは付き合ってねぇーよ!幼馴染みたいなもんだよ!!」
「そ、そっか………」


この日…何かが俺の中ではじけた気がした
親友の彼女じゃない君をただ見つめるだけなんてもうしたくない!!
そう、新学期こそは……


〜新学期〜

あの日意気込んだ俺はどこへ行ったのやら…まだ一言もに話し掛けていない
だいたいこの席はと遠いからなかなか話せないんだよな…

ガラガラッ

担任「みんな席につけ〜!!」
担任「今日から新学期だ!そ・こ・で席替えするぞ!!!」

(せ、席替え!!!!先生感謝(−人−)!!何が何でもの近くにならないと!!)


担任「次ひけぇ〜」
「あ、はーい」
「え〜と6番?」
担任「窓側の一番後ろだな」

は窓側の1番後ろか…ということはあの当たりを引けば……

よぉーし!!俺の番号はっと……21番?めっちゃ離れてるじゃん!!!(泣)
俺くじ運ないのかも…?
その時、ふと次の奴が引いた番号が偶然見えた

番号は……なんと!!12番!!!!!6番のの隣りじゃん!!


俺の次に引いた奴って事は………ガリ勉鈴木!!
よっしゃ!取り替えてもらおう!!

「なぁ、鈴木!!席変えない?」
鈴木「君。それはルール違反と違うのかい?」
「うっ…けどさ俺の席21番なんだけど、鈴木にとってはいい席なんじゃないか?」
鈴木「どういうことだい?」
「だってアリーナから2列後ろだぜ?というこは一番真中に当たる!」
鈴木「(◎。◎‐) フムフム 」
「先生がまず一番に目が行くのが真中だから学級委員のお前がいると安心するんじゃないか?」
鈴木「まぁ、真中というのは常に先生の目が休む所だからな…」
「お前大学の推薦も狙ってるんだろ?だったら今から先生に好印象にしといたほうがいいじゃん!」
鈴木「そ、そこまでいうなら…僕も一番後ろは黒板が見づらくて前にしてもらおうと思っていたんだ」
「よっしゃ!交渉成立だな!!くれぐれも交換したことは内緒だからな」
鈴木「わかっているとも」


担任「よーし、じゃあ移動だ!!早く動けよ!!移動してる間に俺は職員会議行って来るから」


ガヤガヤざわざわ


窓側の席に近づくたびに嬉しさが増してきた
はもう席についていて友達と話をしている
席について一呼吸置いてから話し掛けた…
実はずごく緊張していたけど、口からはどんどん言葉が出ていった


「隣りなんだ!よろしくね♪」

「一番後ろっていいね寝れるし」
「そ、そ、そうだね」

夏休みの宿題終わった?」
「あ、う、うん・・・。」
「へぇーえらいな!俺まだ終ってないんだな…これが」
「数学は、すぐ終わったんだけど…俺読書感想とか苦手なんだよね」
「私も苦手…でも読むのは好きだから」
「そっか〜俺漫画が主だからな!」

恭介「何だ一番後ろなのかよ!俺と交換しろ!!」

うわっ…来たよ!!恭介の奴…いい感じに二人で話してたのに

「えぇーやだよアリーナだろ?ぜってーやだ!」
恭介「くそーなんで俺がアリーナなんだよ(泣)」
恭介「がダメなら変わってくれ!」
「え!」
恭介「幼馴染の頼みだ!」
「えっと・・・。」
恭介「なー頼むよー><」
「恭介、が困ってるだろ!ほらほら席に戻った!!」
恭介「チェッ!が寝てるのみかけたらちくってやる!!」
「はいはい!勝手にどうぞ(笑)」

担任「皆席つけ〜!よしHR始めるぞー」


そう簡単にこの席を譲れるかよ!
せっかく手に入れたチャンスなんだ、だから誰にも邪魔はさせない!!!


担任「よし、今日はこれで終わりだ!帰る前に通知表出してけよー」


恭介「へぇーって案外成績いいのな」
「へっ?」
恭介「俺より成績良いなんて許せん!」
「え?え?あ、あれ?それ私の!!恭介返して!!!」
恭介「じゃ、席かえて♪」
「そ、それはダメ!!」
恭介「じゃ、返さない!」
「いい加減にしてよー><」
恭介「席変えてくれたらついでに出してきてやるよ!」
「自分で出すからいいよ!!」
「恭介!いい加減にしろ!!に返してやれよ!!」


っていうか、にいちいちちょっかい出すな!!!


恭介「なんだよ・・・わかったよほら」
「もうこんな事したら次は許さないからね!」
恭介「は〜い」
「ちゃんと謝ったのか?」
恭介「あぁーちゃんと謝ったさ!」
ごめんなこいつの事は後で俺がどうにかしとくから」
「う、うん・・・・。」
「じゃ、また明日なバイバイ」
「バイバイ」



「なぁ、恭介…なんでお前ばかりかまうんだ?」
(やっぱりお前…の事好きなんじゃ……)
恭介「なんでって面白いからに決まってんじゃん!!」
「そうか?…やりすぎて嫌われてもしらないぞ!!」
恭介「ハハッ!俺、絶交なら何回もされてるぞ(笑)」
「は?」
恭介「それでも俺たちいつの間にかもとに戻ってるんだよなぁ〜」
「ふ〜ん…」
恭介「あ〜もしかして!アイツ俺に惚れちゃってるのか?(笑)」
「……ま、まさか〜?」
恭介「ま、それはないか!ハハハ」
「…………」

考えてもみなかった…
そうだよ!恭介のことばかり気にして当のの気持ちを忘れてた
もしかしたら恭介のこと本当に好きかもしれないよな…

こうしてその日は眠れない夜を過ごした


次の日は早起きをしていつもより早く学校へ着いた
1秒でも早くに会いたい…一緒にいたい…
教室に入ると一番最初にの姿が目に入った

「おはよう!!」
「お、おはよう!!」

普通に挨拶できることの喜びの方が大きかった
だけどの顔を見ると昨日の恭介との話が頭をよぎる

-―― は恭介の事どう思ってる?


ってさ…恭介と仲良いんだな」
「え?恭介?小学生の頃から一緒だからね」
「ふぅーん」
(ずっと一緒だから…好き…なのか?)


が隣の席になって初めての授業はどことなく新鮮で
何度もチラチラとの姿を見ていた
窓の外からの光で眩しくて目を細めながらも、近くにいることを実感できることが何より嬉しかった

5時間目…

昨夜考え込んで眠れなかったのが今になって…

「フワァァ(/ 0 ̄)~゜」
「寝不足?」
「ん?うん遅くまでマンが読んでた(本当はのこと考えてて眠れなかったんだけど…)」
「恭介に見られたらチクられちゃうから…我慢しないと!(笑)」
「そっか…」

とは言ったものの…睡魔には勝てなかった(笑)
起きたのは授業が終わるチャイムの音で俺は丸1時間爆睡していた

教師「今日はここまで!」
「寝ちゃった…」
「気持ちよさそうに眠ってたね(笑)」
「あぁ〜!!!!!ノート取り忘れた…うわぁーどうしよう」
「あ、あの君…私のノートでよかったら貸そうか?」
「まじで?いいの!?」
「うん!私のなんかでいいのなら」
「もちろんいいよ!恭介のなんて所々抜けてるからね」
「明日ちゃんと返すから!借りてくね♪」
「うん」


その日の夜…

から借りたノートを写そうとパラパラと開いていく
そこには綺麗な文字が並んでいた
しかもとても解り易く書かれていて教科書を読むよりいいと思った(笑)


「さすが!!!」

ノートを写し終わって、また文字を見つめながらののことを想っていると
勝手に手が動きノートにある言葉を書いていた


偽りのない…俺の気持ち


















我に戻って慌てて消そうと消しゴムを持ったけど…
どうしてもその文字を消すことが出来なかった
に本当の気持ち伝えたいから…



〜次の日〜


おはよう!!」
「あ、おはよう♪」
「ノートサンキュ」
「あ、うん!私のノート役立った?」
「おぅ!」
「そっか、よかった♪」
のノート見やすくて写しやすかった!」
「全部書いてあった?貸してからちゃんと書いたか心配になっちゃって」
「ちゃんと書いてあったよ!」


(っていうか俺が余計なもの書いちゃってるけど…)


が自分のノートを確認しようとノートを開こうとしたので慌てて教室を出た…





その後の二人は…ENTER



Writer…裏@管理人